主師親の三徳は「池田先生」
大白蓮華 第177号(1966年)には講師筆記試験優秀答衆というのが掲載されている。
中でも目を引いたのがこれだ。
主徳―全日本を、そして、世界を守る池田先生のみ、現在において主徳をそなえていらっしゃる。
師徳―私たちの師匠池田先生のみ師徳具備でいらっしゃる。
親徳―身命を惜しまず、われわれ学会員のしあわせを願ってくださる池田先生こそ、親徳具備でいらっしゃる。
開目抄を見ると、このように書かれている。
夫れ一切衆生の尊敬すべき者三つあり。所謂、主・師・親これなり。
(中略)
日蓮は日本国の諸人にした(親)し父母也。
講師筆記試験優秀答衆のこの問いに対する答えは、池田大作を日蓮と同一視する為の布石である。
要は、池田大作は日蓮と同程度に偉いと言いたいのだ(実際は日蓮を超えるという扱い)。
まだ、日蓮正宗側から例の昭和五十二年路線の指摘をされる前であり、池田本仏論が最も進んでいた頃だ。